
窒素肥料は、作物の元気な生育を支えるために欠かせない存在です。葉を青々と茂らせ、茎をしっかり太らせるためには、十分な窒素の供給が必要不可欠。
しかし、「とりあえずたくさん与えればいい」というものではありません。窒素が多すぎると病害虫のリスクが高まったり、逆に作物の品質を落としてしまうこともあるのです。また、地下水汚染や環境破壊といった深刻な問題にもつながりかねません。
この記事では、窒素肥料の役割や種類の違い、上手な使い方、注意すべきポイントまで、農家さんにもわかりやすく、かみくだいて解説します。
最後には窒素が多い肥料の選び方や、失敗しない施肥のコツも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。「窒素肥料を正しく使い、作物をもっと元気に育てたい」という方に必見の内容です。
窒素肥料とはどんな肥料なのか?
窒素肥料とは、作物の成長に欠かせない栄養素「窒素(N)」を主成分とした肥料のことを指します。窒素は、植物の葉や茎を伸ばすために特に重要な役割を果たしており、十分に供給されることで、葉色が濃く、茎が太く丈夫な作物に育ちます。
例えば、稲作では「分けつ(芽数)」を増やすために生育初期に窒素肥料をしっかり効かせることが重要とされます。葉物野菜や麦類でも、初期生育で窒素を十分与えられないと、葉が黄ばんだり、収量が大幅に落ちたりします。
窒素肥料には大きく分けて「化成肥料」と「有機質肥料」の2種類があります。化成肥料は工場で作られたもので、すぐに効き目が出る即効性が特徴。一方、有機質肥料は、油かすや魚粉など自然素材から作られ、ゆっくりと効き目を発揮するため、持続的に栄養を供給できます。
しかし、窒素肥料は「やればやるほど良い」というものではありません。与えすぎると葉ばかり茂って実がつかず、品質が下がったり、病気にかかりやすくなったりするリスクもあります。また、余った窒素は雨で流れ、地下水や川を汚してしまう恐れもあります。
だからこそ、窒素肥料は「適量を・適切な時期に・適切な方法で」使うことが重要です。
この後の章では、さらに具体的に窒素肥料の種類や特徴、使い方について詳しく見ていきましょう。
窒素は植物の生育初期に欠かせないもの
作物が芽を出してからぐんぐん成長する「生育初期」には、特に窒素が欠かせません。窒素は、葉を作るために必要なクロロフィル(葉緑素)のもととなり、光合成を活発にする働きがあります。光合成がしっかり行われることで、作物はエネルギーを生み出し、根・茎・葉をバランスよく伸ばしていきます。
たとえば、稲作では初期に窒素が不足すると分げつ(芽の数)が少なくなり、最終的な収穫量に大きく影響します。キャベツやレタスといった葉物野菜でも、初期に窒素が不足すると葉が十分に広がらず、小ぶりになってしまいます。
一方で、生育初期に窒素をしっかり効かせた後は、必要以上に窒素を与えすぎないことも大切です。窒素が多すぎると、葉ばかりが過剰に茂る「徒長(とちょう)」という現象が起き、軟弱になった作物は病害虫にかかりやすくなってしまいます。
また、果菜類(トマト・ピーマンなど)では、葉が育ちすぎて花つきや実つきが悪くなるトラブルもよく見られます。
窒素肥料は、作物の「生育ステージ」に合わせて上手にコントロールすることが、収量アップにも品質向上にもつながります。生育初期はたっぷり、しかし中期・後期は様子を見ながら慎重に施肥していきましょう。
窒素肥料にはどんな種類がある?
窒素肥料とひとことで言っても、実はいくつかの種類があります。種類によって「効き方」や「使いやすさ」、「向いている作物やタイミング」が違うため、目的に合わせた使い分けが重要です。
ここでは代表的な窒素肥料を取り上げ、それぞれの特徴や使い方のコツを具体的に紹介していきます。
窒素肥料は大きく分けると、「無機質肥料(化学肥料)」と「有機質肥料」に分類できます。特に無機質肥料には、次のような種類があります。
硫安(硫酸アンモニウム)
硫安は、窒素分を約21%含む、アンモニア態窒素中心の肥料です。水に溶けやすく、効果が早く現れる即効性が特徴です。
硫安を施すと、土壌がやや酸性に傾きやすいため、**酸性を好む作物(例:イネ・ジャガイモ・サツマイモ)**に特に向いています。
また、価格も安価なため、稲作農家を中心に幅広く利用されています。
ただし、すでに酸性が強い土壌では、硫安の連用によってさらに酸性化が進み、作物の生育障害を引き起こすこともあります。その場合は、石灰資材と併用するなどの土壌改良対策が必要です。
塩安(塩化アンモニウム)
塩安は、窒素分を約25%含む、こちらもアンモニア態窒素中心の肥料です。
コストが安く、特に大面積で栽培される稲作などで多く使われています。
ただし、塩安には「塩化物イオン」が含まれており、これが土壌中にたまると作物に悪影響(塩害)を与える恐れがあります。水田のように水で塩分を流しやすい環境では問題になりにくいですが、畑作や排水の悪い圃場では注意が必要です。
そのため、塩安を使う場合は「水管理をしっかり行う」「過剰施肥しない」などの工夫が必要になります。
硝安(硝酸アンモニウム)
硝安は、硝酸態窒素とアンモニア態窒素の両方をバランスよく含む肥料です。窒素含有量は約32〜34%と高めで、特に即効性に優れています。
硝酸態窒素は作物がすぐに吸収できるため、生育初期に早く効かせたいときや、追肥として速やかに効果を出したいときに重宝します。
野菜や果樹栽培に向いており、キャベツ、白菜、きゅうり、ブドウなどにもよく使われます。
ただし、雨が多い時期は硝酸が流れやすく、効果が減りやすいため、タイミングを考えた施用が大切です。
尿素
尿素は、窒素含有量が46%と非常に高く、窒素肥料の中でも最も効率よく窒素を供給できる肥料のひとつです。コストパフォーマンスも抜群で、広く利用されています。
尿素は土壌中の微生物によってアンモニア態窒素に変わった後に作物に吸収されるため、効き始めるまでに少し時間がかかるのが特徴です。
そのため、元肥として使うか、生育初期に前もって与える使い方が向いています。
注意点として、尿素を地表にまいたまま放置すると、空気中にアンモニアガスとして揮発してしまい、窒素が無駄になるリスクがあります。施肥後はしっかり土と混ぜ込む、または潅水して定着させることが重要です。
石灰窒素
石灰窒素は、窒素とともにカルシウム(石灰)を含んだ特殊な窒素肥料です。
特徴は「除草効果」や「土壌消毒効果」があること。作付け前の土づくりの段階で撒くと、雑草の発芽を抑えたり、土壌中の病原菌や害虫を減らしたりする効果が期待できます。
窒素の含有量は約20%程度と控えめですが、長期間じっくり効くため、効果が持続します。
注意点として、撒いた直後は土壌中でガス成分が発生するため、撒いてから2〜3週間は作物を植えない「待機期間」が必要です。
うまく活用すれば、肥料+除草+土壌改良を一度にできるため、特に連作障害が気になる畑や有機農業の現場で重宝されています。
窒素肥料の使いすぎは禁物
窒素肥料は作物の成長を支える大切な資材ですが、「たくさんやればよく育つ」というわけではありません。むしろ、窒素を与えすぎると作物にも環境にも大きな悪影響を与えることがあります。
適量を守ることが、収量アップ・品質向上・環境保全すべてにつながります。
特に日本の農業では、肥料の「効かせすぎ」によるトラブルが昔から多く報告されています。施肥設計の基本は、「必要なものを、必要なだけ与える」こと。
ここでは窒素の使いすぎがもたらす代表的なリスクについて、具体的に見ていきましょう。
作物への影響
窒素肥料を過剰に与えると、まず作物の姿かたちに異変が現れます。
代表的な問題は「徒長(とちょう)」です。徒長とは、葉や茎が必要以上にひょろひょろと長く伸びてしまう現象で、作物が軟弱になります。
例えば、稲では過剰施肥によって茎が伸びすぎ、収穫直前に倒伏(とうふく=稲が倒れること)してしまうリスクが高まります。
また、果菜類(トマト、ナスなど)では、葉ばかりが繁り、花や実がつきにくくなる「葉ボケ」という現象が起こります。
さらに、窒素過剰は病害虫の発生リスクも高めます。柔らかくなった葉や茎は、アブラムシやうどんこ病などの標的になりやすく、農薬の使用量も増えてしまいがちです。
結果として、収量も品質も落ち、作業コストも増えてしまう悪循環に陥ることになります。
環境への影響
窒素肥料の使いすぎは、作物だけでなく周囲の自然環境にも深刻な影響を与えます。
窒素は雨水に溶けやすく、圃場から流れ出ると地下水や川に流入します。特に硝酸態窒素(しょうさんたいちっそ)は、水に溶けやすいため、地下水汚染の原因になります。
地下水に硝酸態窒素が増えると、飲み水の水質基準を超えてしまうことがあり、健康リスクが指摘されています。また、河川や湖に流れ込んだ窒素は、藻類の異常繁殖(富栄養化)を引き起こし、水質悪化や生態系のバランス崩壊を招きます。
こうした問題を防ぐためにも、窒素肥料は必要量を守り、作物にしっかり吸収させる管理が大切です。
「環境を守ることは、農業を守ること」──その意識を持って施肥設計を行いましょう。
窒素肥料の上手な使い方は?
窒素肥料は、適切に使えば作物の生育を大きく助ける頼もしい資材ですが、使い方を間違えると逆効果にもなりかねません。
「施肥量」「肥料の種類」「施肥のタイミング」──この3つを意識することで、無駄なく効果的な窒素供給が可能になります。
ここでは、窒素肥料を上手に使いこなすために農家さんが押さえておきたいポイントを、具体的に解説していきます。
施肥基準を守る
まず大前提として、各地域や作物ごとに定められている施肥基準(目安の施肥量)を守ることが重要です。
例えば、水稲の場合は「10aあたり何kgの窒素」という推奨基準が示されています。これを大きく超えた施肥をしても、収量が必ず増えるわけではありません。
むしろ、窒素過剰による徒長や病害リスク、環境負荷が高まるだけです。
地域の農業普及センターやJAが発行している「施肥設計マニュアル」や「作物別栽培指針」を活用し、客観的なデータに基づいた施肥を心がけましょう。
肥料選び
同じ窒素肥料でも、「即効性があるもの」「ゆっくり効くもの」など特徴が異なります。作物の種類や土壌状態、生育段階に合わせて、適切な肥料を選ぶことが大切です。
たとえば、急いで効かせたいときは硝酸態窒素を含む硝安を、長期間じっくり効かせたいときは尿素や有機質肥料を選ぶと効果的です。
また、硫安のように酸性化を招きやすい肥料を使う場合は、事前に土壌のpHを測定し、必要に応じて石灰資材を施すと安心です。
施肥のタイミング
窒素肥料は、一度に大量に与えるのではなく、作物の成長ステージに合わせて小分け(分施)して与えるのが理想です。
たとえば、稲作では「元肥→中干し後の追肥→穂肥」というように、数回に分けて施肥する方法が一般的です。
野菜でも、植え付け時に元肥としてある程度施し、その後生育に応じて追加で追肥するやり方が効果的です。
タイミングを外すと、窒素が無駄になったり、逆に成長バランスを崩してしまったりするため、「必要な時に、必要なだけ」施す意識を持ちましょう。
窒素を含む有機質肥料は?
化成肥料だけでなく、有機質肥料にも窒素を豊富に含むものがあります。
有機質肥料は、動植物由来の天然素材から作られており、窒素だけでなくリン酸やカリウムなどもバランスよく含んでいます。
また、土壌中の微生物の働きを活性化し、土をふかふかにする効果も期待できるため、長期的に土壌改良を目指す方には非常におすすめです。
ここでは、窒素を多く含む代表的な有機肥料を紹介します。
油粕(油かす)
油粕は、菜種や大豆、綿実などから油を搾ったあとの残りかすを乾燥させた肥料です。窒素を5〜7%程度含み、特に葉物野菜や根菜類によく効きます。
ゆっくりと効くのが特徴で、元肥として土に混ぜ込むと、植え付け後じわじわと効果を発揮します。
ただし、未熟なまま使うとガス障害(根に悪影響を与える)が起こることがあるので、施用後は1〜2週間ほど置いてから定植するのが安心です。
魚粉(魚粕)
魚粉は、イワシやアジなど魚介類を粉末に加工した高タンパク質の有機肥料です。
窒素含有量は約8〜10%と高く、即効性があるため、初期生育をしっかり支えたい作物にぴったりです。
特に、葉物野菜や果菜類(トマト、ナスなど)で、生育初期に勢いをつけたいときに効果を発揮します。
なお、夏場など高温期に多量施肥すると悪臭が出やすいため、使用量とタイミングに注意しましょう。
ぼかし肥料(発酵肥料)
ぼかし肥料とは、米ぬか、油粕、魚粉などを微生物の力で発酵させた混合有機肥料です。
発酵過程で栄養素が微生物によって分解されるため、土に入れた後の分解が早く、作物が栄養を吸収しやすくなります。
窒素を含みつつも、リン酸やカリ、微量要素も含まれるため、総合的な土づくりに適しています。
自家製でも作ることができ、作物に合わせたオリジナルブレンドを試す農家さんも増えています。
窒素肥料は自分で作れる?
市販の肥料だけに頼らず、農家さん自身で窒素肥料を手作りすることも可能です。特に有機質肥料は、身近な資材を活用して、手軽に作ることができます。
たとえば、鶏ふん、牛ふん、米ぬか、油粕、魚粉などを原料にして、ぼかし肥料を作る方法が一般的です。
これらを適切な割合で混ぜ、水分と空気を調整しながら発酵させれば、自家製の高品質有機肥料が完成します。
手作り肥料のメリットは、
- 土壌や作物に合ったオリジナル肥料が作れる
- コストを大幅に抑えられる
- 肥料原料のトレーサビリティ(生産履歴)が明確
などたくさんあります。
ただし、発酵管理を誤ると悪臭が発生したり、病害菌が増えてしまったりするリスクもあるため、適切な温度管理と攪拌(かくはん)作業をしっかり行うことが大切です。
土壌と作物に合わせた肥料の選択が重要
窒素肥料を使う際には、「どの肥料を、どのくらい、いつ与えるか」を土壌や作物に合わせて考えることが非常に重要です。
たとえば、
- 酸性土壌には硫安が効果的ですが、過剰施用はさらに酸性化を進めるリスクがある
- 排水性の悪い畑では、塩安の使用は控えた方がよい(塩害リスク)
- 水田では塩安や尿素が使いやすいが、畑作地帯では硝安や有機肥料を重視するなど、使い分けが必要です。
また、作物によっても必要な窒素量やタイミングが違います。
例えば、キャベツや白菜は生育初期にしっかり窒素を効かせる一方、トマトやスイカは後半に窒素を控えないと、実付きや甘さに悪影響が出ます。
さらに、土壌診断を活用して、窒素だけでなくリン酸・カリウム・pHなどをチェックすることで、施肥設計の精度を高めることができます。
「思ったより窒素が足りていた」「逆にリン酸が不足していた」という発見ができれば、無駄な施肥を減らし、コスト削減にもつながります。
窒素肥料を賢く使うには、土を知り、作物を知る──この基本に立ち返ることが何より大切です。
窒素の多い肥料の見分け方・選び方と代表的な肥料一覧
窒素肥料を選ぶとき、「どれが窒素をたくさん含んでいるのか」を見分けることはとても大切です。
正しく選べば、生育初期にぐんと勢いをつけられますし、必要ない時期に無駄な窒素を与えてしまう失敗も防げます。
ここでは、窒素の多い肥料の見分け方と、代表的な肥料の特徴について具体的に解説していきます。
窒素が多く含まれている肥料の見分け方
肥料袋やパンフレットには、「N-P-K」という表示があります。
これは、
- N=窒素(Nitrogen)
- P=リン酸(Phosphorus)
- K=カリ(Potassium)
の含有割合を表しています。
たとえば「20-10-10」と書いてあれば、20%が窒素、10%がリン酸、10%がカリウムという意味です。
このNの数字が高いほど、窒素が多い肥料だと覚えておきましょう。
さらに「窒素肥料」と一口に言っても、速効性のもの、じわじわ効くもの、持続性の高いものとさまざまです。目的に応じて選び分けることが、成功のポイントです。
窒素が多く含まれている代表的な肥料
一般的な化成肥料
化成肥料は、窒素・リン酸・カリウムがバランスよく含まれている肥料です。
窒素成分の割合を高めたもの(例:20-10-10、18-8-10など)は、葉物野菜やイネ科作物の生育初期に最適です。
幅広い作物に使いやすく、管理もしやすいため、初心者にもおすすめできます。
単肥・窒素質肥料
単肥とは、ひとつの栄養素(窒素だけ、リン酸だけなど)に特化した肥料です。窒素を重点的に補いたいときに役立ちます。
尿素
窒素含有量46%と非常に高く、コストパフォーマンスも抜群。
ただし、施肥後はしっかり土に混ぜ込まないと、アンモニアガスとして揮発してしまうので注意が必要です。
硫安(硫酸アンモニウム)
窒素含有量約21%。安価で水に溶けやすく、即効性があり、特に稲作などに向いています。酸性土壌に注意しながら使用しましょう。
硝安(硝酸アンモニウム)
硝酸態窒素とアンモニア態窒素を含み、即効性が高い肥料。野菜や果樹に適しており、特に追肥向きです。
塩安(塩化アンモニウム)
コスト重視の水田用肥料。ただし、塩害リスクがあるため、水田など排水が良い場所向きです。
石灰窒素
窒素と石灰を含み、除草・土壌改良効果も期待できる特殊な肥料。撒いてから2〜3週間待って作付けを行う必要があります。
NK化成、NP化成
複数成分をバランスよく含んだ「部分化成肥料」もあります。
NK化成
窒素(N)とカリウム(K)を含む肥料。根張りや果実の肥大をサポートします。
NP化成
窒素(N)とリン酸(P)を含む肥料。初期生育促進や根の発達を助けます。
窒素が多く含まれている有機肥料
有機肥料にも窒素を豊富に含むものがあり、
- 油粕(菜種油・大豆油の搾りかす)
- 魚粉(魚の粉末)
- 鶏ふん(乾燥させた鶏糞)
などが代表的です。
即効性にはやや欠けますが、土壌改良効果も期待できるため、長期的な土づくりに向いています。
まとめ
窒素肥料は、作物の葉や茎を大きく育てるために不可欠な存在です。
しかし、ただたくさん与えればよいというものではありません。窒素の特性を理解し、適切な肥料選び・施肥設計を行うことで、収量アップ・品質向上を目指すことができます。
本記事では、窒素肥料の基本知識から、種類ごとの特徴、上手な使い方、有機質肥料との使い分け方まで詳しく紹介しました。
特に大事なのは、土壌や作物の特性に合わせて肥料を選び、必要な量だけを計画的に施すことです。
これからの農業では、環境への配慮も欠かせません。無駄な施肥を減らし、作物にも自然にもやさしい農業を目指していきましょう。
ぜひ今回の内容を参考に、次の栽培計画に活かしてください!
監修者
人見 翔太 Hitomi Shota

滋賀大学教育学部環境教育課程で、環境に配慮した栽培学等を学んだ後、東京消防庁へ入庁。その後、株式会社リクルートライフスタイルで広告営業、肥料販売小売店で肥料、米穀の販売に従事。これまで1,000回以上の肥料設計の経験を活かし、滋賀県の「しがの農業経営支援アドバイザー」として各地での講師活動を行う。現在は株式会社リンクにて営農事業を統括している。生産現場に密着した、時代にあった実践的なノウハウを提供致します。
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